2016年03月30日

虚偽説明で水素水など販売、ナチュラリープラス業務停止

虚偽説明 マルチ商法会社処分
NHK 2016年(平成28年)3月30日[水曜日]
「1か月間、飲み続けるとどんな病気も良くなる」などとうその説明を行って、サプリメントや飲料水を販売していたとして、消費者庁は、いわゆるマルチ商法を行っている東京の会社に対し、特定商取引法に基づいて9か月間、新たな勧誘業務の停止を命じる処分を行いました。
業務停止を命じられたのは、東京・港区の「ナチュラリープラス」で、この会社は、会員が別の人を勧誘すると報酬が支払われる「連鎖販売」、いわゆるマルチ商法を行っています。
消費者庁によりますと、この会社は、サプリメントや水素を含む飲料水を販売する際「1か月間、飲み続けると、どんな病気も良くなる」などと、病気の治療に効果があるようなうその説明を行っていたということです。

また「友だちを2人紹介するだけで、何もしなくても必ずもうかる」などと、確実に報酬が得られるようなうその説明を行って、しつこく勧誘を行っていたということです。
消費者庁は、こうした販売方法は特定商取引法に違反するとして、「ナチュラリープラス」に対し、9か月間、新たな勧誘業務の停止を命じる処分を行いました。
消費者庁によりますと、この会社は、去年8月までの1年間におよそ200億円の売り上げがあり、全国の消費生活センターには、この会社の販売方法などをめぐって先月までの3年間に、およそ600件の相談が寄せられているということです。
ナチュラリープラスは「今回の処分を厳粛に受け止め、コンプライアンスといっそうの業務改善を徹底していきたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken/lnews/1003537611.html


消費者庁、特商法違反でナチュラリープラスに業務停止命令
健康情報ニュース.com 2016年03月09日

<疾病予防などの効果がない旨の通知を「指示」>
 「心筋梗塞とか動脈硬化が治る」などと事実でないことを告げ、健康食品を販売していたとして、消費者庁は9日、連鎖販売業者の(株)ナチュラリープラス(所在地:東京都港区、名越隆昭代表)に対し、特定商取引法に基づく業務の一部停止命令を出したと発表した。

 消費者庁は昨年4月、同社に立ち入り検査を実施。その後、調査を慎重に進め、約1年がかりでの行政処分となった。「(立ち入り検査後に同社が実施した)業務の改善後も、消費者からの苦情が続いている。被害の実態を見て処分に至った」(取引対策課)と説明している。

 PIO-NETに寄せられた同社に関する消費者苦情は、2013年度が191件、14年度が247件、15年度が158件に上る。性別では、女性が全体の65%を占める。

 消費者庁によると、同社の勧誘者は勧誘の目的を明かさずに、知人などをセミナーや自宅に誘い出していた。その際、「○○さんが新しくサプリメントの販売のお仕事を始めたみたいなので話を聞いてくれない。1回、会ってやってくれない」、「いい話があるから聞いてみない。もうかる話だから」などと話していた。

 連鎖販売契約の勧誘の際には、「はじめに2人友達を紹介さえすれば、後は紹介した人がまた2人とどんどん増やしていくので、自分は何もしなくても必ずもうかるビジネス」、「会員になればお金がもらえる」などと、確実に報酬を得られるかのような話をしていたという。

 一方、消費者庁の調べによると、昨年9月の1カ月間を見た場合、商品を購入した会員数は8万7,436人。そのうち、特定利益(ボーナス)を得た会員は19%にあたる1万6,769人だった。さらに、そのうち、自らが負担した額以上の利益を得た人は3,413人で、全体の3.9%に過ぎなかったとみられる。

 また、同社の勧誘者は、健康食品『スーパー・ルテイン』や清涼飲料水『IZUMIO(イズミオ)』の購入者に対し、事実と異なる効能効果を告げていた。「『イズミオ』と薬を一緒に飲めば薬の効果が増す」、「医者からもうこれ以上、手の施しようがないと言われた病人が『スーパー・ルテイン』を飲んだら病気が治った。重症の病気を治すことができる」などと説明していた。

 消費者庁は同社に対し、10日から12月9日までの9カ月間、業務の一部を停止するように命じた。これと併せて、『スーパー・ルテイン』や『IZUMIO(イズミオ)』の購入者に対し、病気の治療・予防・改善の効果がないことを4月9日までに通知し、通知結果を消費者庁へ報告するように指示した。

 同社は同日、報道各社に向けて、「今回の処分を厳粛に受け止め、コンプライアンスおよび一層の業務改善を徹底することで、社会の一員として信頼される企業を目指して参ります」とのコメントを出した。


マルチ大手に業務停止命令=「がんに効く」と虚偽説明-消費者庁
時事通信(2016/03/09-19:59)
 「がんに効く」などと虚偽の説明をし、マルチ商法(連鎖販売取引)の会員登録を迫ったなどとして、消費者庁は9日、特定商取引法違反(不実告知など)で、健康食品販売「ナチュラリープラス」(東京都港区)に対し、10日から9カ月間の新規勧誘などの業務停止を命じた。
 消費者庁などによると、同社は清涼飲料水「IZUMIO(イズミオ)」と健康食品「スーパー・ルテイン」を主力に、年間約200億円を売り上げるマルチ業界大手。2014年12月~15年12月、「動脈硬化が治る」「がんにも効く」と虚偽の説明をするなどして新規会員を勧誘していた。
 同庁は15年4月、同社本社などを立ち入り検査。同社は新規勧誘を一時自粛したが、再開後も違反を繰り返したという。
 同庁は、命令と併せ、購入者に病気治療や予防効果がないことを通知し、結果を報告するよう指示した。
 ナチュラリープラスの話 処分を厳粛に受け止め、業務改善を徹底する。

「ナチュラリープラス」の清涼飲料水「IZUMIO(イズミオ)」と健康食品「スーパー・ルテイン」

http://www.jiji.com/jc/zc?g=soc&k=201603/2016030900868&p=0160309at79&rel=pv  


Posted by acplan at 15:32Comments(0)ニュース